24時間営業が当たり前だったコンビニも、大きな人材不足に悩まされており、働き方改革の流れもある中で、いまや、
「なぜコンビニは、24時間営業しなければいけないのか。」
という課題まで考えさせられる世の中となりました。
もちろん、コンビニは我々にとって非常に身近なものです。毎日コンビニのお世話になっている人は少なくないのではないのでしょうか。
渋谷・新宿・池袋などのマンモス駅の周辺だけでなく、都内であれば、20m歩けば、またコンビニがある・・・ことも決して珍しくありません。20mとは言わないまでも、100m、200m先にコンビニが立ち並ぶ地域は多くあるでしょう。
実際に、弊社のWakaLabo教室は西新宿にありますが、なんと半径100m以内で、6件もコンビニがあります。こんなにコンビニがあってはたして経営は成り立つのでしょうか。普通、同じ地域に何店舗もあれば、売上が分散しているように思えてしまいます。
これらのコンビニの量は決して都会だけでなく、日本中どこにいってもコンビニで満たされています。
実際にどのくらいの件数あるのでしょう。
■コンビニ1件あたりのどのくらいの市場があるか?
実は、全国にコンビニは今55,743社(2018年末)あると言われています。5万社・・・というのも大きすぎてよくわかりませんね。
これも具体的に計算をすると、イメージが湧いてきます。
例えば、コンビニ1店舗あたり何人くらいを市場をカバーしているのかを考えてみます。「コンビニ1件あたりの市場規模」と言い換えてもいいでしょう。
仮にざっくりコンビニは5万社、と考えて、人口1億2千万人と考えてみましょう。すると、
1億2千万÷5万 = 2400
となり、コンビニ1件あたりのカバーする人口は2400人となりました。逆に言えば、2400人いれば、きっとコンビニ一店舗が成り立つ、という計算式できっとできているはずです。
■一歩先の数字力
では、本当に「2400人」の人口がいる地域にポツンとコンビニがあると、きちんと経営していけるくらいの売上が立つのでしょうか。
実は、既に知られているデータとしては例えば最大手のセブンイレブンの売上は年間2.3億円と呼ばれています。コンビニの中ではかなり高い方で、ローソンは1店舗あたり1.5億円程度です。
そして、1人がどのくらいこの売上に対して貢献しているのかを考えます。つまり、一人あたりの売上高を出すように割り算・割合を求めます。
2.3億円÷2400円 = 約10万
ということがわかります。実はこれは、1日で約270円の金額となります。
1日あたり270円を使う、とは、500円のお弁当を2日に1回くらい買うこと、や、コンビニコーヒー1杯と200円程度のおにぎり類やお菓子一袋みたいなものでしょうか。
コンビニで一人、1日あたり270円、コンビニの周辺にいる2400人が毎日使えば約2.3億円の売上になる。
という計算になるのです。
よりコンビニの規模感を肌で感じれるような計算になったのではないでしょうか。
今回は、計算については特に記載しませんでしたが、これらの計算方法をより習得したい、ということであれば、まずはぜひ無料セミナーにお越しください。
※もちろん、コンビニに通わない人もいますし、コンビニ主体で生活している人もいるでしょう。あくまでざっくりとした計算です、こういう計算はあくまで概算で、ちゃんと計算しなければいけないタイミングではもう少し正確に計算する必要があることでしょう。概算前提ということをぜひご了解ください。
■参考URL
・コンビニ24時間営業、「見直し賛成」7割 本社調査 (日本経済新聞)
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