2020年となりました。新年あけましておめでとうございます。
お久しぶりの投稿になりました。
今、大人向けの数「学」教育の環境が少しずつ整いつつあります。数学はまだ数”字”に比べて学びやすいのかもしれない。わかりやすい書籍が登場したり、youtubeなどの動画も教材も豊富に出てきました。そして、サポートが欲しいとき、困ったときにはうちの教室「大人のための数学教室 和」に通ってくれたらよいなぁと。
本当に困ったときに、手を差し伸べてくれる存在があること。以前は「全くなかった」のが大人向け数学教育でした。そこからいえば、事業をはじめてちょうど10年。2010年に始めたのが今の教室です。数学教育のインフラが整備されつつあります。
しかし、数「字」教育はちゃんと学べる道筋はほとんど立っていません。そもそも体系的なものも存在しないのです。数字教育は、正確には算数教育ではありません。世の中での数字の使い方をきちんと教えてくれる教室です。誰がちゃんと教えてくれるのでしょうか。
もちろん、会計・財務の専門家、ファイナンシャルプランナーの専門家などは数千~数万人単位で存在しますが、数字が苦手な人にとってみれば、非常に難易度が高いのが数字の応用の分野。ちゃんと体系的に教えてくれる人はいません。
流動比率や、総資本回転率、年金原価係数など資格に必要な数式は書籍に書かれています。しかし、その成り立ちや意味まで教えてくれるでしょうか。私が探す限り、そのような教室はありませんでした。(あったらぜひ教えてください。)
正直なところ、期待はありました。誰かがきっとやってくれるのではないかと。
2012、13年ころから、大人向け算数の教育をする中で危機感を持っていました。算数という形ではなく、もっとよりよく大人向けに適正なカリキュラムで教えられないかと。しかし、根本的な問題がありました。誰も大人向け算数教育のノウハウを持っていない。
だからこそ、きちんと”私自身”からまずは発信したほうがよいと。もっと本気で向き合ったほうがよいと。気づき始めた当初から少しずつですが、準備は進めていました。個別指導において数字教育のカリキュラム化を実施し、集団セミナーとして動き出したのが、2017年です。
2017年3月28日に「データセンス超入門セミナー」の第1回目のセミナーを開始。
ここから少しずつセミナーとして体系化し始めます。
しかし、他プロジェクト推進とのバランスがあり苦慮していましたが、ようやく去年2019年7月から本格的に私自身のプロジェクトとして本格稼働。
2019年8月~数字力から数学的思考まできちんと学ぶことができる全12回の「数的思考基礎セミナー」を開始し、第2クールまですぐに満席に。(2020年1月~「数学的思考基礎セミナー」としてリニューアル後また満席に。)
そして、「数字トレーニング基礎セミナー」をリリースするも、第2クールまですぐに満席に。(第3、4クールは現在募集中)
多くの方が数字についての、さらにそこを用いた数学的思考についての教育を求めていたと思います。しかし、具体的にそれを学べることもできなかった。
もちろん、書籍で「算数」の学び直しテキストを買えば、克服できるような気もしますが、書籍を買って学べるような方であれば、もうすでに克服しています。しかし、誰も、克服できなかったからこそ、このプロジェクトの役割があるものと思います。
数字の苦手な方が具体的に克服するために手を取り合って学べる場所はありませんでした。
「いやいや、こんなわかりやすい算数の書籍が出ているよ。」
という方もいるかもしれませんが、私の個別指導をしている方の2、3割は、九九の覚え方からお話しています。6の段以上になると、実は、言えない。繰り上がりのある足し算がわからない。引き算になるともっとわからない・・・。となると、なかなか独学で書籍を読むのは難しいかと思います。(もちろん、そういった方だけでなく、もっと高度な方も通ってはいますが。)
多くの書籍に書かれているのは、富士山への登り方です。しかし、まず、地に足ついていない、つまり四足歩行・・・いや、地中に深く埋まっている方もいるのです。
まずは、地面から足を出す方法について学ぶ必要があり、しかもそれを実践する必要があります。それは富士山の登り方とは全く違うのです。
2020年は特に大人向け数字教育、算数教育に力を入れていきたいと思います。
2019年は大きく会社としても成長しました。副社長に綱島が就任し、より会社として強固な体制となりました。何より大切にしているのは「継続性」です。どんないいことをしていても継続しなければ意味がありません。多くの方を救い続けるような場所にしたい。
そんな想いで起業した想いが少しずつ達成されてきていることに、多くの方の支えを感じ、心より感謝するばかりです。
引き続き、本年も宜しくお願い致します。
みなさまにとって素晴らしい年になりますことをお祈りしております。
※本文でご紹介したセミナーへのリンクはこちらです。
・数字トレーニング基礎セミナー